(VOVWORLD) - 21日、ベトナム中部カインホア省の漁民たちは、お正月テト明けの漁に出て、出港しました。同省の漁民の主な漁場は、ベトナム東部海域(いわゆる南シナ海)にあるチュオンサ諸島周辺の海域です。
出港準備 |
21日早朝、カインホア省の漁港は、漁船の出港を準備する雰囲気に包まれました。
世界的にも有名な観光地ニャチャン市内から北へ20キロ離れたところにあるヴィンルオン漁港は、3ヶ月前の台風に襲われて大きな被害を受けましたが、漁船の出港準備作業で賑わっています。漁民の一人グエン・スアン・クアンさんは、3ヶ月前の台風のせいで、2隻の漁船を失ってしまいましたが、テト明けの漁に出るため、融資を受けて新しい漁船を造船しました。クアンさんの話です。
(テープ)
「船が台風で沈没したことはとても大変でしたね。でも、どうしてもテト明けの漁に出なければならないと思って、融資を受けて新しい船を建てました。新年にあたって漁に出ますが、大漁になりますようお願いします。この間、燃料が高騰しているとか、心配していますので、国からより多い支援を受けたいと思います。」
一方、ニャチャン市内から南へ約7キロ離れたところにあるホンロ漁港には、この数日、テト前に出港した漁船の多くが寄港しています。ほとんどの漁船は水揚げ量が10トン前後ですが、20トンの船もあります。これらの船は3日ぐらい休んでから、また、漁に出て出港します。
ニャチャン市フゥオックドン村に住む漁民グエン・タイン・ハイさん次のように話しました。
(テープ)
「私たちは旧暦の12月29日に寄港しました。かなり漁獲できました。その利益は2億ドンぐらいで、うれしかったですよ。私の船は約20日間、漁に出て、17~18トンの水揚げを目的としています。新年の漁は成功すると望んでいます。」