既にお伝えしましたように、グエン・ティ・キム・ガン国会議長の招きに応じて、韓国のチョン・セギュン国会議長が24日から26日までの日程でベトナム公式訪問を行っています。
25日午前、ガン議長は、チョン議長の歓迎式典を主催しました。その後、両議長は会談を行いました。
会談の様子
席上、ガン議長は「ベトナムは、韓国大統領によるベトナム公式訪問、及び来る11月にダナン市で開催されるAPEC首脳会議への韓国大統領の出席を待っている」と明らかにしました。また韓国側に対し、2017~2021年期のユネスコ国連教育科学文化機関の事務局長に立候補することを支持すると同時に、2015年12月に発効されたベトナム・韓国自由貿易協定の効果的な実施を支援し、ベトナムの輸出業者に情報交換を強化してゆくよう要請しました。また、ガン議長は、「ベトナムはベトナムの国営企業の株式化と銀行システムの再編過程における韓国大手企業の参加、ハイテク技術、電子、製造業、エネルギー、インフラ整備、裾野産業などの分野で活躍する韓国の大手企業のベトナムへの進出を奨励している」と強調しました。さらに、ガン議長は「ベトナムは、経済社会発展事業における韓国を戦略的なパートナーと見なしている」と明らかにしました。
一方、チョン議長は「近日中に、両国は、外交、安全保障、教育などの分野で協力を拡大してゆく」と強調すると共に、韓国はベトナムに技術移転を行う用意があると明らかにしました。
なお、会談で、両議長は、双方の文化交流活動を強化し、それぞれの国におけるベトナム語と韓国語の教育を拡大させることで一致しました。