クアン国家主席、イスラエル大統領と会談


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会談の様子

既にお伝えしましたように、チャン・ダイ・クアン国家主席の招きに応じて、イスラエルのルーベン・リブリン大統領夫妻は19日から25日までの日程でベトナム訪問を開始しました。20日午前、ハノイの国家主席官邸で、リブリン大統領の歓迎式が盛大に行われました。その後、両首脳は会談に臨みました。

席上、双方は、経済や、科学技術をはじめ、あらゆる分野で両国関係を発展させていく決意を再確認しました。クアン主席とリブリン大統領は経済協力を中心的な任務と見なし、科学技術協力を両国間の協力事業の柱にすることで一致しました。

また、向こう数年両国間の貿易額を30億ドルにする目標を設定しました。これらの目標を達成するために、双方は、自由貿易協定に関する交渉を加速させることや、両国の各企業・地方の協力関係と貿易・投資振興活動に有利な条件を作り出すこと、ハイテク農業や、人材育成、情報技術、電子技術、通信、浄水などの分野への投資を強化することなどに合意しました。

リブリン大統領はベトナムの枯葉剤・ダイオキシンの除去を支援することを確約しました。政治関係に関し、両首脳は、各レベルの交流の強化や、各地方・省庁・機関間の直接関係の奨励、政府合同委員会と政治協議などの体制の効果向上などのために取り組んでいくことで一致しました。双方は、領海紛争の問題や、中東情勢などの問題についても意見交換をしました。

ベトナム側は、国際法に従ってあらゆる紛争を平和措置で解決するという自国の立場を再確認すると共に、「ベトナムは、中東地域が早期に平和を取り戻すことを望んでいることから、イスラエルと共存するパレスチナ独立国家設立へ向けて、国際法と国連の各決議に基づいて、中東地域に平和を取り戻すためのあらゆる努力を支持している」と強調しました。会談後の記者会見で、クアン国家主席は、「会談は成功した」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「私とリブリン大統領は両国関係について全面的に話し合い、今後の両国関係の強化策に関する共通認識を達成しました。リブリン大統領率いるイスラエル代表団のベトナム訪問を大歓迎します。訪問後、多くの協力合意が達成されるものと期待しています」

一方、リブリン大統領は次のように強調しました。

(テープ)

「私たちは、農業や、ハイテク、教育、医療、サイバーセキュリティ、国防などの分野での新たな協力関係の土台を作り出します。両国間の自由貿易協定の交渉が早期に完了することを望んでいます。貿易関係だけではなく、友好的な精神で、両国の全面的協力関係を拡大させていきたいのです。」

訪問期間中、リブリン大統領はグエン・フー・チョン党書記長や、グエン・スアン・フック首相を表敬訪問する予定です。

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