28日、政府本部で、チン・ディン・ズン副首相は、ベラルーシや、インド、オランダの大使らと個別会見を行いました。
ベラルーシのウラジミール・ゴシン大使との会見で、ズン副首相は、「両国の指導者らが達成してきた合意の実施と両国間の伝統的友好協力関係の実質的な発展へ向けて、経済・貿易・投資分野での協力を促進していくと同時に、ベトナム・ユーラシア経済連合のFTA=自由貿易協定の効果的な展開のために協力を強化し、具体的プロジェクトを実施する必要がある」と訴えました。
ズン副首相とベラルーシ大使(写真:VGP)
また、ベラルーシ側に対し、「ベトナムがユーラシア経済連合とのFTAにしたがって早期にベラルーシにコメを輸出するように有利な条件を作り出すよう」提案しました。
一方、インドのハリシュ・パルバタネニ大使との会見で、ズン副首相は、インドとの伝統的友好関係と全面的戦略的パートナーシップの強化を重視し、インドの「ルックイースト」という外交政策、及び、国際社会におけるインドの役割と地位の向上を支持するというベトナムの終始一貫した政策を再確認した上で、同大使に、「政治や、経済、国防・安全保障、科学技術、文化、教育などの分野での協力に関する両国の指導部の合意を効果的に展開するためにベトナムの関連各機関と緊密に連携するよう」求めました。
また、「インドとベトナムは高速道路建設や、再生可能なエネルギー開発、省エネルギーなどの分野での協力を強化する必要があると訴えました。
他方、オランダのニエンケ・トルースター大使との会見で、ズン副首相は、「気候変動対応や、水資源の保護、農業の持続的な発展はベトナムの優先課題であるが、ベトナムはオランダをこれらの分野の模範として見なし、学びたい」と語りました。
これに対し、トルースター女史は、「オランダは、気候変動への対応分野でベトナムと緊密に協力し、その協力関係を他の国々の模範にする」と再確認しました。