旧暦1月14日にあたる10日夜、北部ハーナム省リー・ニァン県ニァンダオ村のチャン・トゥオン神社で、同神社の祭りと食糧を支給する儀式が国家無形文化遺産として認定した証明書の受領式が行なわれ、ダン・ティ・ゴック・ティン国家副主席をはじめ、各省庁とハーナム省の指導者、及び住民、観光客多数が参加しました。
チャン・トゥォン神社は13世紀の中国の元朝軍が攻めてきた時、戦った作戦を勝利させたチャン・コク・トゥアン大王を偲ぶもので、この神社をトゥアン大王は軍に食糧を支給する倉庫として使用した場所でした。他方、同日深夜、北部ナムディン市、ロクブオン区のチャン神社で、チャン神社祭りの枠内で、大王の印を押す儀式が行なわれ、党、国家、地方行政府の指導者らは線香を手向けました。
チャン神社祭りで、大王の印を押す儀式=TL
儀式で演説に立ったナムディン市人民委員会のレ・コク・チン委員長は「毎年、行なわれる大王の印を押す儀式はチャン王朝の大きな功労を讃え、国の大安と順調な天候、豊作を祈るものである」と強調しました。祭りを訪れたニンビン省の住民グエン・ティ・スアン・トゥさんは次のように話しました。
(テープ)
「この神社にお参りに行った際、家族の平安や豊作、子どもの良い学業成績を祈りました。この祭りは貴重な伝統文化であり、若者にかつての祖国防衛事業への理解を深めてもらうものとなっています。」