(VOVWORLD) -16日午後、東京都内で、日本を訪問中のファム・ミン・チン首相は、医療、エネルギー、および石油ガスの分野で活躍している日本の大手企業の指導者と談話を行いました。
チン首相(右)と高木理事長(Duong Giang/TTXN撮影) |
国際医療福祉大学・高邦会グループ(IHWグループ)の高木 邦格理事長との談話で、チン首相はIHWグループがベトナムにおいて日本基準の診療治療施設建設プロジェクトを展開しようとすることを歓迎するとともに、ベトナム政府が保健省と各地方の人民委員会に同プロジェクトの便宜を図るよう指導すると明らかにしました。また、チン首相は、今後もIHWグループが質の高い医療人材育成におけるベトナムとの協力を推進し、国際医療福祉大学で在学中のベトナム人学生に有利な条件を提示するとともに、奨学金を増額するよう希望を表明しました。
これに対し、高木氏は、日本での医学生育成においてベトナムとの協力を継続するとともに、ベトナムでの近代的な病院の建設を予定すると明らかにしました。
他方、三井石油開発株式会社の原田英典代表取締役社長との談話で、チン首相は、同社がベトナムでの投資経営活動を強化・拡大していくよう提案するとともに、ベトナムが、自国で経営投資活動を行っている日本の企業、とりわけ三井グループにあらゆる有利な条件を提示すると確認しました。
チン首相(右)と丹生谷社長 |
そして、出光興産株式会社の丹生谷晋代表取締役副社長との話し合いで、チン首相は、ベトナム国営のペトロベトナムなど4社と中部タインホア省のギーソン製油所を共同運営する同社とこの4社に対し、同製油所のガバナンスの強化、財政再建、効果的な運用、近代的な技術の応用、安全確保、および環境保全などを行うよう提案しました。