(VOVWORLD) -16日午前、日本を訪問中のベトナムのファム・ミン・チン首相は、日本の大手企業との談話を行い、グリーン移行と社会インフラ整備について話し合いました。
VGP/Nhật Bắc撮影 |
このイベントはベトナム計画投資省が三菱UFJ銀行およびベトナム商工銀行(VietinBank)と協力して主催したもので、新型コロナウイルス感染症の影響による中断期間を経て、今回で6回目となりました。
席上、チン首相は、長年にわたる協力を通じて、ベトナムと日本の企業は互いのビジネス文化を理解していると述べ、これらは、両国関係が「アジアと世界の平和、繁栄のための包括的な戦略的パートナーシップ」に格上げされたばかりの中で、両国の企業が協力を拡大するための重要な前提と基盤であるとしています。
また、チン首相は、このイベントのテーマを高く評価し、グリーント移行が現在のトレンドである一方、投資家は社会インフラが脆弱な国には注目しないであろうと強調しました。
そして、チン首相は、現在の世界で起きている「嵐」の中でベトナムはあらゆる面で安全な場所であると断言し、ベトナムは、外国人投資家により有利な環境を作り出すために、平和な環境の確保、マクロ経済の安定の維持、体制・インフラ、人的資源における戦略的進歩を促進すると約束しました。
チン首相によりますと、品質、効率、ハイテク、環境保護を目的とした外国投資の誘致を主張しているベトナムはグリーン経済、デジタル経済、循環経済、イノベーションに焦点を当てており、その中で、科学技術、イノベーション、電子部品、電気自動車、半導体産業、再生可能エネルギー、金融センター、グリーンファイナンス、バイオテクノロジー、医学などの分野に外国投資を誘致する方針です。これらは日本が経験と強みを誇る分野であるのに対し、ベトナムには多くの可能性とニーズがある分野です。同時に、これらは両国関係の格上げに関する共同宣言で取り上げられた重要な分野でもあるとしています。