トーラム党書記長・国家主席 バチカン市国の首相と会見
(VOVWORLD) - 現地時間の22日午前、ニューヨークの国連本部で開催中の第79回国連総会の「未来サミット」と一般討論会への出席を機に、トー・ラム党書記長・国家主席はバチカン市国首相のピエトロ・パロリン枢機卿と会見しました。
席上、両者はベトナム・バチカン市国関係の前向きな進展、中でも、バチカンのベトナム常駐代表およびと常駐事務所の活動開始を高く評価しました。また、高級代表団の往来とベトナム・バチカン市国の共同作業部会の維持は相互尊重と相互理解の強化に重要な役割を果たしているとの見解を述べました。
トー・ラム党書記長・国家主席はベトナムのカトリックコミュニティに宛てた前教皇とフランシスコ教皇のメッセージや教え、書簡などを高く評価するとともに、「カトリック教徒は良い市民である」と強調し、ベトナムカトリック協会に対し、対話と協力の精神で、民族と国家の利益のために力を尽くすよう激励しました。
一方、パロリン枢機卿は「ベトナムカトリック協会が『誠実、責任、信頼』の精神に従って、国の発展とともに歩みたい意向があると強調するとともに、バチカンのベトナム常駐代表がベトナムと積極的に協力している」と明らかにしました。
同日、ニューヨークで、トー・ラム党書記長・国家主席はテキサス州・ヒューストン市に住んでいる各世代のベトナム人知識人と懇親を深めました。席上、トー・ラム党書記長・国家主席は「国外在留ベトナム人はベトナム民族から切り離すことができない一部分である」と強調するとともに、ベトナム・アメリカ関係に対するアメリカ在住ベトナム人コミュニティの積極的な貢献を高く評価し、アメリカをはじめ、世界各国に住んでいるベトナム人知識人が祖国の発展に力を尽くすよう希望を表明しました。