ヒズボラ、イスラエル2か所を無人機攻撃 司令官殺害に報復
(VOVWORLD) - イスラム組織ハマスと同盟関係にあるヒズボラは、昨年10月7日にパレスチナ自治区ガザ地区で紛争が勃発して以来、イスラエル軍との間で連日のように攻撃の応酬を続けています。
レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは23日、イスラエル北部の軍事拠点2か所を無人機(ドローン)で攻撃したと発表しました。これは、イスラエル軍の攻撃で司令官が死亡したことへの報復だとしています。
イスラム組織ハマスと同盟関係にあるヒズボラは、昨年10月7日にパレスチナ自治区ガザ地区で紛争が勃発して以来、イスラエル軍との間で連日のように攻撃の応酬を続けています。
18日、イスラエル軍はレバノンでの攻撃作戦計画が「承認された」と発表しました。また、22日にはレバノンの武装組織「ジェマ・イスラミア」の指揮官1人がシリアに近い東部キアラで「シオニストの襲撃」により殺害されたと明らかにしました。イスラエル側も空爆を認め、同司令官がキアラ周辺でジェマ・イスラミアの軍事部門とハマスへの武器供給を担っていたと主張しています。
ヒズボラは23日、同司令官が暗殺された報復として、イスラエル北部のベイトヒレルの軍事拠点に無人機攻撃を仕掛けたと発表しました。一方、イスラエル軍は、レバノンから飛来してきた無人機がベイトヒレルに落下したが「負傷者は報告されていない」としています。
その後、ヒズボラはキアラ南方のツファット近郊にも無人機攻撃を仕掛けたと表明しました。イスラエル軍によりますと、兵士1人が「重傷」を負い、病院に搬送されたとしています。(AFP通信)