(VOVWORLD) -15日夜、ベトナム祖国戦線中央委員会は、第17回『貧しい人々のため』という募金運動をハノイとホーチミン市で同時に行いました。
貧困者への支援を呼びかけるフック首相(中央)=VGP/Quang Hiếu. |
席上、発言に立ったグェン・スアン・フック首相は「この72年間、党と国家は経済社会発展過程における貧困解消を優先課題として見なしている。党と国家は、貧困世帯の割合が毎年1%~1.5%ずつ低下するという目標を設定しており、持続可能な貧困解消という目標の早期達成に取り組んでいる」と明らかにしました。
フック首相は次のように語りました。
(テープ)
「これらの目標を達成させることは難しいですが、要求であり、持続可能な開発の目標でもあります。ベトナム政府は、引き続き持続可能な貧困解消、新農村作りという国家目標を効果的に実現します。国家が持続可能な貧困解消や新農村作りにあらゆる力を活用する傍ら、国内外の組織や個人からの連携と支援は必要とされています。」
この際に、フック首相は、先ごろ、北部山岳地帯の各省で発生した集中豪雨に伴う洪水や土砂崩れにより、甚大な人的物的被害を受けている数千人の被災者への支援を呼びかけました。催しの直後、各機関や組織、個人からの「貧しい人々の為の基金」への寄付金は2800億ドン、14億円ほどとなっています。