フランス首相、国境管理強化の必要性強調 移民対策を優先
(VOVWORLD) - フランスのバルニエ首相は1日の議会演説で、国境管理を強化する必要性を強調し、移民問題を優先事項の一つとして位置付けました。
フランスのバルニエ首相(写真:France Info) |
移民問題は、欧州全域で主要な課題となっており、極右政党の台頭が加速しています。
バルニエ首相は、「われわれはもはや満足な形で移民政策を管理できていない。移民問題が一部の人々により思想上の行き詰まりに追い込まれた状態から早急に脱却しなければならない」と述べました。
その上で、フランスはEU=欧州連合の規則を引き続き順守しつつ、域内における国境管理に関して、ドイツと同様の対応を模索すると説明しました。
ドイツは、不法移民や国境を越えた犯罪への対策の一環として、9月30日からフランス、ベルギー、オランダとの国境で検問を再開しています。(ロイター)