「ベトナムとインドネシア、さらなる協力の可能性」トー・ラム書記長が強調

(VOVWORLD) - ベトナム共産党のトー・ラム書記長は10日午前、インドネシア・ジャカルタで開催された「ベトナムとインドネシア:進歩と繁栄のためのパートナーシップ」と題したビジネス円卓会議に出席しました。
「ベトナムとインドネシア、さらなる協力の可能性」トー・ラム書記長が強調 - ảnh 1ビジネス円卓会議の様子

この会議は、ベトナム・インドネシア外交関係樹立70周年を記念し、ベトナム財務省と在インドネシアベトナム大使館が、インドネシア・ベトナム友好協会およびシプトラグループと共催したものです。

講演の中でトー・ラム書記長は、両国間の協力にはまだ大きな可能性が残されていると強調しました。この協力関係は、それぞれの国の内部の力と戦略的パートナーシップがもたらす推進力によって発展していくと述べています。トー・ラム書記長はインドネシア企業に対し、ベトナムにおける主要投資国となるよう一層の努力を期待すると表明しました。

特に両国が発展の可能性を持ち、投資誘致を必要としている分野として、科学技術・イノベーション・研究開発、半導体チップ・AI人工知能・IoTモノのインターネット、水素などの新エネルギーと再生可能エネルギー、フィンテック・金融センター、バイオテクノロジー・医療などを挙げました。

トー・ラム書記長は投資環境についても言及し、次のように語りました。

(テープ)

「ベトナムは国際社会や投資家から高い評価を受けています。多くの外国企業がグローバルサプライチェーンの戦略的生産拠点としてベトナムを選択しています。特に電子機器、科学技術、イノベーション、半導体チップ、デジタル経済、グリーン経済などの分野で、ベトナムは世界の新たな投資バリューチェーンにおける重要な役割を確立しつつあります」

会議の場では、トー・ラム書記長と参加者が見守る中、両国の組織・企業間による複数の協力・ビジネス文書の調印式が執り行われました。

これらの協力は教育から先端技術、エネルギー、不動産開発に至るまで多岐にわたります。

【教育・人材育成】

 • ベトナム外交アカデミーとLSPR通信・ビジネス研究所が教育訓練分野での協力に合意

【環境・グリーン経済】

 • 電気自動車メーカーのVinFastとインドネシア国立銀行がグリーン転換ソリューションと長期的グリーンファイナンスに関する包括的戦略協力を締結

【都市開発・インフラ】

 • SOVICOグループとチプトラグループが両国における不動産プロジェクト、スマートシティ、工業団地、物流・商業サービスセンターの開発で協力

【デジタル技術・AI活用】

 • FPTソフトウェアがジョグジャカルタ王宮およびKMPアリヤダナ・ウィセサと廃棄物処理、生産性向上、教育プロジェクトでのAI・ブロックチェーン・IoT技術応用に関する契約を締結

• 同じくFPTソフトウェアがインドネシア国営石油会社プルタミナとデジタル転換のためのAI活用で合意

• FPT ISとメトロデータ・エレクトロニクスがサイバーセキュリティサービス提供のための合弁会社「FPTメトロデータ・インドネシア」設立に合意

• ヘカテとキルサ・グローバルがダナン市での自由貿易を支援するAIアプリケーション開発で協力

【農業・食品】

 • タインタイン・コンビエンホアとスンガイ・ブディ・グループがインドネシアでの農業バリューチェーン開発のためのハイテク農業科学応用で協力

【小売・消費財】

 • ベトナムのモバイルワールドグループとインドネシアのエラジャヤ社がPTエラ・ブルー・エレクトロニク社への投資資本増加で合意 

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