16日と17日の両日、ドイツのボンで開催されるG20=主要20カ国・地域外相会合を控えて、在ドイツベトナム大使館のドアン・スアン・フン大使は新聞記者に対し、G20の役割、及びベトナムとG20との関係について答えました。
在ドイツベトナム大使館のドアン・スアン・フン大使
(写真:The gioi viet nam)
フン大使によりますと、ベトナムとG20各加盟国・地域との関係は良好に発展しているということです。現在、G20の加盟10ヶ国は、ベトナムとの戦略的パートナーシップ、及び他の2カ国はベトナムとの全面的なパートナーシップを確立しています。これらの関係は、日々効果的に深化しています。ベトナムは、2010年に、ASEAN=東南アジア諸国連合の議長国として、G20首脳会議にはじめて出席しました。その後、ベトナムは、G20首脳会議に出席しなかったものの、常にG20首脳会議のテーマや議事を見極めています。
フン大使は「2017年に、ベトナムは、2017年のAPEC開催国としてG20首脳会議と関連会議への出席を招かれた。これは、ベトナムにとって名誉であり、かつ、グローバル規模の活動に参加する際の責任でもある」と強調しました。今年のG20首脳会議のテーマは「連結世界の形成」と定められています。フン大使は「今回のG20首脳会議のテーマと議事日程の内容は、APEC年2017年中のベトナムとAPECの優先的課題と似ている多くの点がある。それらは、着実でかつ創造的で包摂的成長、経済・貿易・投資連携の強化、刷新・創造の奨励、気候変動対応への協力などである」と明らかにしました。
一方、G20外相会合について、フン大使は「これは、G20の重要な活動の一つであり、今年7月に開催される首脳会議の準備作業に積極的な貢献を寄与してゆく」と強調しました。
フン大使によりますと、ベトナムからファム・ビン・ミン副首相兼外相率いる代表団がG20外相会合に出席するとしています。