会見の光景=Thống Nhất - TTXVN
20日午後、政府本部で、グェン・スアン・フック首相はベトナムを訪問中のイスラエルのルーベン・リブリン大統領と会見しました。
席上、フック首相は二国間の協力関係をさらに強化しており、向こう数年間に双方の貿易額を現在の13億ドルから30億ドルに増すようとの希望を表明しました。また、フック首相はイスラエルに対し、ベトナムにおけるインフラ整備、貧困解消、農業農村開発、人材育成、自然災害リスクのマネジメントなどに関するプロジェクトの実施を支援してゆくよう求めました。さらに、フック首相は「双方は、両国の自由貿易協定に関する交渉に向けて引き続き努力しており、長期的な協力枠組み作りに向けた優先課題に配慮する必要がある」との見解を明らかにしました。イスラエルがベトナムと連携して、枯葉剤・ダイオキシンの除去、イスラエルの得意分野である農業、情報技術、通信、科学技術におけるベトナムの人材育成を行い、労働協力協定に関する交渉の開催可能性を検討するよう期待しました。
一方、ルーベン・リブリン大統領は「イスラエルは常に、アジア地域、とりわけASEANとの協力関係を重視しており、ASEANにおけるベトナムの重要な役割を高く評価している。また、ベトナムと共に教育分野に関する経験交換をしており、農業、宇宙産業、国防安全保障などの分野におけるベトナムとの協力を拡大したい意向にある」と強調しました。また、同大統領は双方に対し、ベトナム・イスラエルの自由貿易協定の締結に向けた交渉を加速させるよう求めました。