ベトナム、ファイザー社に新型コロナワクチン生産で協力するよう提案

(VOVWORLD) - ベトナムのハ・キム・ゴックアメリカ大使は、ベトナムの新型コロナウイルス感染症との闘いへのファイザー社の支援に感謝するとともに、ファイザー社に対し、「自社の公約を履行し、今年中にベトナムに新型コロナウイルのワクチンを十分に供与するほか、2022年にもその供与を継続するよう」求めました。

VOVのワシントン支局によりますと、先ごろ、ワシントンで、ASEAN=東南アジア諸国連合委員会はアメリカの製薬企業「ファイザー社」の代表と会合を行い、同社とASEAN諸国との協力について話し合いました。これには、ベトナムを含めアメリカ駐在ASEAN加盟10カ国の大使らが参加しました。

席上、ベトナムのハ・キム・ゴックアメリカ大使は、ベトナムの新型コロナウイルス感染症との闘いへのファイザー社の支援に感謝するとともに、ファイザー社に対し、「自社の公約を履行し、今年中にベトナムに新型コロナウイルのワクチンを十分に供与するほか、2022年にもその供与を継続するよう」求めました。また、同社に対し、新型コロナウイルスのワクチン開発・生産でベトナムと協力するよう提案しました。

一方、ASEAN諸国の大使らは、ファイザー社がASEAN諸国で生産施設を建設することに関するゴック大使の提案に賛同し、同社が新型コロナとの闘いで、ASEAN諸国を支援していくようアピールしました。

これに対し、ファイザー社の代表は、「その提案を検討する」と明らかにすると同時に、「ベトナムを含め各国と締結してきた契約に従って、ワクチンを十分に提供する」と確認しました。

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