8月31日、ブー・ホン・ナム外務次官は、26日から30日まで行われたチャン・ダイ・クアン国家主席によるブルネイとシンガポールへの国賓訪問の結果に関する記者団のインタビューに応え、その中で、「ベトナムや、ブルネイ、シンガポールはこれまで達成されてきた合意の展開を促進する」と明らかにしました。
ナム次官は、「クアン主席の歴訪は、ベトナムとブルネイ、シンガポールとの関係があらゆる分野で良好に発展している一方、ベトナム東部海域(いわゆる南シナ海)での複雑な情勢が地域諸国にマイナス影響を与えている背景の中で行われ、ベトナムとこの2カ国との友好協力関係の強化、相互理解の深化などに貢献した」としました。
また、「今後、ベトナムは、国防や、石油ガス、農業などの分野でこの2カ国との協力を強化していく」明らかにしました。
さらに、ナム次官は、「クアン国家主席の訪問を通じて、シンガポールとブルネイは国際問題に関するベトナムの立場をさらに深く理解する。これは、ベトナムとこの2カ国、及び、他のASEAN加盟国との関係強化の基礎となる」との見解を表明しました。