29日、南アフリカの首都プレトリアで、ベトナムのグエン・チー・ビン国防次官と南アフリカのマクドゥ・グルベ国防長官の共催により、第2回ベトナム・南アフリカ国防対話が行われました。
席上、ビン次官は、「『平和・協力・発展』はアジア太平洋地域の主流であるが、この地域は領土紛争や、非伝統的安全保障リスクに直面している」と指摘しました。
(写真:Vietnam+)
ベトナム東部海域(いわゆる南シナ海)問題に関し、ビン次官は、「あらゆる紛争を国際法に従って平和措置で解決すべきである」というベトナムの終始一貫した政策を再確認しました。さらに、「ベトナムは朝鮮半島での非核化を支持している」と強調しました。
両国関係に関し、「国防分野において、南アフリカはベトナムの重要な相手国である」と再確認した上で、「双方は協力体制の効果向上に力を入れる必要がある」とし、「ベトナムは、国防産業や、軍医、軍隊の人材育成、ロジスティクスなどの分野での南アフリカとの協力を重視し、ベトナム国防学院に南アフリカの学生を受け入れる用意がある」と明らかにしました。