ベトナム、海域の平和・安定維持への中国の責任を要請
(VOVWORLD) -8日、ベトナム外務省の記者会見で、レ・ティ・トウ・ハン報道官は「外国の新聞に掲載された中国がベトナムのチョンサ群島に属する海域で不法建設した建造物にミサイルを配備した情報」について、ジャーナリストの質問に答えました。
ハン報道官 |
その中で、ハン報道官は次のように強調しています。ベトナムはホアンサとチュオンサ両群島に対するベトナムの領有権を示す法的・歴史的証拠を十分に持っています。これらの証拠は国際法に合致するものです。
ベトナムは、これらの情報に極めて懸念しており、ベトナムのチュオンサ群島でのミサイル配備を含むあらゆる軍事化活動はチュオンサ群島に対するベトナムの領有権に深刻に違反し、 ベトナム・中国間の海上問題解決の基本的指導原則に関する合意に逆行し、ASEAN・中国間の海上行動宣言に違反し、地域内の緊張情勢を激化させ、不安定にさせ、海上行動規範に関する交渉に向けた各国の努力を妨げています。
ベトナムは中国に対し、地域と世界の大国として、ベトナム東部海域の平和、安定の維持への責任を示すと同時に、ベトナムの領有権にある建造物における軍事化活動を展開せず、軍事設備を撤去し、ベトナム・中国間の海上問題解決の基本的指導原則に関する合意、及び、ASEAN・中国間の海上行動宣言を厳粛に遵守するよう要請します。