ベトナム経済 前向きな兆し

(VOVWORLD) - 今年上半期に、ベトナム経済は、前向きな兆しを引き続き見せていきます。ベトナム経済は多くの試練に直面しているものの、地域諸国と比べ、楽観的で明るいであると評価されています。
このほど、ニュース通信社「ダウ・ジョーンズ」とアメリカの大手テレビネットワークのひとつ「NBC」が共同設立したニュース専門放送局である「CNBC」は、ASEAN=東南アジア諸国連合を担当する経済専門家Kai Wei Ang氏の言葉を引用し、「ベトナムは、競争的な労働市場と自由貿易協定の活用により、東南アジア地域でハイライトになっている。これはベトナムが外国投資家を誘致するための主な要素でもある」と強調しました。

また、ブルネイの日刊英字新聞である『Borneo Bulletin』は、マレーシアのクアラルンプールに本社を置くマレーシア最大の銀行である「メイバンク」の報告を引用し、ベトナムはインドネシアやマレーシア、フィリピン、シンガポール、タイとともに生産・輸出分野におけるライジングスターとして見なされていると伝えました。

一方、インドの「Fibre2Fashion」マガジンは、世界銀行の報告を引用し、今年5月におけるベトナムの鉱工業生産指数は4月と比べて2.6%増加し、昨年同期と比べて8.9%増加した。これは輸出の急増によるものであると報じました。

さらに、ラジオ大阪で放送されていたラジオ番組である「ザ・スター」は、年初5カ月に、主要市場へのベトナムの輸出は昨年同期と比べ15%増となり、その中に繊維、家具、家電製品などが回復を牽引していると明らかにしました。

こうした中、世界最大手の格付け機関とされるS&P グローバル・レーティング(S&P Global Ratings)は、ベトナムの長期ソブリン格付けを「BB+」、短期ソブリン格付けを「B」に据え置いたと発表しました。それによりますと、長期格付けの見通しは「安定的」であるとしています。

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