(VOVWORLD) - 23日、オーストラリアのシドニーに拠点を置くローウィ国際政策研究所がアジア太平洋の27カ国・地域の実力調査「アジアパワーインデックス」を発表しました。
同調査によりますと、アメリカが昨年の前回調査に続いて首位に立ちました。そして、中国とインドが続いたとしています。特に、今年の調査には、アジア地域におけるベトナムの影響力が増大していることが分かりました。影響力は、「外交的影響力」や「未来の資源」、「経済関係」などの分野で明確に示されています。
また、同調査によりますと、予算、兵員、装備などを勘案した総合的な軍事力(満点=100)では、アメリカ90.0、中国69.7と、アメリカが圧倒しました。しかし、「アジアの有事に迅速かつ持続的に展開する能力」に限ると、中国97.3、アメリカ91.3と、中国が優位に立ちました。23年調査ではアメリカが約2ポイント上回っていましたが、2018年の調査開始以来初めて逆転しました。
各国の影響力のレベルは、「経済関係」や「防衛ネットワーク」、「外交的影響力」、「文化」、「経済力」、「軍事力」、「将来の回復力」、「未来の資源」の調査8分野に基づいて評価されるとしています。