写真:TTXVN
9日から13日にかけて、ニューヨークの国連本部でUNCLOS=1982年国連海洋法条約締約国の第24回会議が行われましたが、会議で、ベトナムは中国がベトナムの排他的経済水域と大陸棚に海洋リグ981を設置したことに抗議するとともに、締約国に対し、ベトナム東部海域の緊張情勢を引き起こした中国の一方的な行動に反対するよう求めました。
13日 の全体会議で、ベトナムの国連代表団団長のレ・ホアイ・チュン大使は演説に立ち、海上での緊張情勢に対する国際社会の関心を評価する一方、締約国をはじめ国際社会に対し、この問題に引き続き関心を寄せ、緊張を引き起こす一方的な行動に反対すると同時に、武力不行使と国際法に従う紛争解決を支持するよう呼びかけました。
一方、討論会で、ベトナム代表団はホアンサとチュオンサ両群島に対する主権を改めて主張するとともに、中国がベトナムの排他的経済水域と大陸棚にリグを設置したことの不法性を訴え、中国の歪曲した発言を否定しました。
会議で、日本やフィリピン、マレーシアなど多くの国はベトナム東部海域の複雑な情勢に懸念を示すとともに、各側に対し、自制をし、武力行使や脅迫をしない上で、国際法、及び1982年国連海洋法条約に従って紛争を解決し、DOC=海上行動宣言を遵守するよう呼びかけました。