(VOVWORLD) - ベトナムは12月10日に新型コロナウイルス対応ワクチンの臨床試験を開始します。5日、ハノイで行われたグエン・タイン・ロン保健大臣とワクチン生産会社との会合でこの情報が明らかにされました。
このワクチンは国内の製薬会社ナノゲン(Nanogen)が開発、生産したもので、動物実験を済ませ、人に投与する基準を満たすと確認されました。
臨床試験の第1相試験は60人の被験者を対象とし、2回に分けて実施するとしています。1回目は健康な20人の被験者のうち1~2人にまず試験的に接種し、72時間で反応と安全性の確認を経た後、残りの18~19人に接種します。2回目は40人に対して2021年3月初旬に接種する計画です。
ベトナムでは、国内でナノジェンのほかにも、ワクチン・生物学的製剤研究所(IVAC)が2021年初めに臨床試験を開始する予定です。また、第1ワクチン・生物学的製剤社(VABIOTECH)も臨床試験の前段階としてサルとマウスに試験投与を開始しました。