ベトナム時間の16日夜、ドイツのボン市でG20=先進国・新興国20カ国の外相会議が開幕し、ベトナムのファム・ビン・ミン副首相兼外相は2017年のAPEC議長国の外相として臨みました。会議への出席を機に、16日午後、ミン副首相兼外相は「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に関する討論会に参加しました。
(写真:TTXVN)
席上、ミン副首相兼外相は2030アジェンダに持ち込まれた公約と目標の達成に向けて具体的な計画や措置を打ち出し、世界的協力を強化する必要があると強調するとともに、G20諸国に対し、発展途上国のインフラ整備、人材開発、技術移転、気候変動への対応を支援していくよう要請しました。
また、ミン副首相兼外相は世界経済の安定は発展途上国の持続可能な発展に必至な条件となる。貿易は経済成長や雇用創出の原動力となるであろうと訴えた上で、加盟諸国に対し、地域と世界貿易の振興や均衡の取れた多国間の貿易システムづくりに努力するよう呼びかけました。
さらにベトナムは2017年のAPEC議長国としてAPEC加盟諸国と緊密に連携して、持続的でかつ包摂的な成長の促進に取り組んでいると明らかにしました。