(VOVWORLD) - 25日午後、マレーシアのジョハリ・アブドゥル下院議長率いる代表団は、ベトナム公式訪問を成功裏に終了し、ハノイを発ちました。
訪問中、ジョハリ下院議長夫妻および代表団はホーチミン廟を訪問し、ベトナム国会議事堂ではチャン・タイン・マン国会議長が主催する歓迎式典に出席したました。歓迎式の後、両議長は会談を行い、また公式訪問の枠内で、トー・ラム党書記長およびファム・ミン・チン首相との個別会見も行われました。
マレーシアのジョハリ・アブドゥル下院議長(左)と握手するチャン・タイン・マン国会議長(写真:Doãn Tấn/TTXVN) |
これらの席で、ベトナムの党、政府、国会の指導者らが、両国関係を新たな発展段階に引き上げることを目指し、マレーシアとの戦略的パートナーシップを強力に推進する意向を再確認しました。ベトナム国会は、両国間の協力促進に向けてあらゆる有利な条件を整える用意があると述べました。
双方は投資、技術、観光、貿易、エネルギーなどの分野で協力を強化することで、貿易の拡大とそれぞれの比較優位を最大限に活用するほか、各レベルの代表団の交流の促進、既存の協力メカニズムと協定を効果的に展開すること、早期にバランスの取れた形で二国間貿易額を180億ドルにすること、輸出入の円滑化と貿易障壁の削減に向けて取り組むことで合意しました。
さらに、ベトナムはマレーシアに対し、ハラール製品の生産と認証に関する研修の支援を求め、双方は今後のハラール分野における協力協定の早期締結を目指すと同時に、両国間の観光振興を目的とした直行便の新設を研究するほか、科学、技術、情報通信、経済、教育管理など、双方が関心を寄せる分野における人材育成と教育の強化にも取り組む方針です。
また、双方はASEAN=東南アジア諸国連合の一員として、ベトナム東部海域(南シナ海)問題に対するASEANの立場を維持するため、ASEAN加盟国と協力し合って、DOC=海上行動宣言の完全履行を推進する一方、1982年の国連海洋法条約を含む国際法に基づき、COC=海上行動規範を交渉することの重要性を強調しました。
マレーシア側はまた、同国在住ベトナム人コミュニティが生活、就労、学業の環境をさらに改善し、両国関係の架け橋役として積極的に貢献できるよう支援を継続すると表明しました。