ヨーロッパ在留ベトナム人団体 欧州議会に南シナ海状況を訴える
14日、ドイツ、フランス、ベルギー、イギリス在留ベトナム人の各協会の代表らは、EP欧州議会の東南アジア担当議員グループの代表バーバラ・ロックビラー氏に、ベトナム東部海域(南シナ海)での中国の一方的な行動に関する公開文書を手渡しました。
中国が違法に造成した人工島
ドイツ在留ベトナム人連合会のグエン・ヴァン・トアイ会長は、「ベトナムは小国であるが、平和を愛する国である」と述べ、国内外のベトナム人は、東部海域での中国の違法な行動を停止させよう国際社会に期待していると明らかにしました。この公開文書を通じて、国外在留ベトナム人コミュニティは、欧州議会に対し、ベトナムの人々の正当な願望を支持し、中国に1982年国連海洋法条約の厳守を働きかけるよう希望しているとしています。
一方、ロックビラー氏は、ベトナム東部海域問題は、EC欧州委員会と東南アジア諸国との会見や会議などでよく触れられていると明らかにし、この海域の紛争は平和的に解決されるようとの希望を表明しました。これに先立つ11日、EU欧州連合のフェデリカ・モゲリーニ外務・安全保障政策上級代表は、EUは、1982年国連海洋法条約などに繁栄されている国際法の原則に基づいて世界の海洋の法的秩序を維持する方針であると強調しました。