レバノン停戦に向け米国が草案提示、国会議長と会談=関係筋
(VOVWORLD) - これまで提示されてきた停戦案は、レバノン南部において同国政府以外の武器を認めないとする2006年の国連安全保障理事会決議の履行を強化することを柱としていました。
イスラエルの空爆後に破壊されたレバノンの首都ベイルートの光景(写真:THX/TTXVN) |
在レバノンアメリカのジョンソン大使は14日、レバノンのベリ国会議長と会談し、親イラン武装組織ヒズボラとイスラエル間の戦闘一時停止に向けた停戦案の草案を手渡しました。この件について、レバノン政界関係者2人が明らかにしました。
ベリ議長はヒズボラとのパイプ役を担っていることで知られています。関係者によりますと、アメリカ側が書面で停戦案を提示したのは少なくとも数週間ぶりのことだということです。関係者の1人は、「これはレバノン側の意見を聞くための草案だ」と述べました。ただし、いずれの関係者も具体的な内容については言及しませんでした。
これまで提示されてきた停戦案は、レバノン南部において同国政府以外の武器を認めないとする2006年の国連安全保障理事会決議の履行を強化することを柱としていました。また、過去数週間にリークされた草案には、他国が関与する可能性がある監視メカニズムの詳細も含まれているとされています。(ロイター)