1日午前、ハノイで、グェン・スアン・フック首相は政府の2月月例会議を主宰しました。会議で、フック首相は「2月と年初2ヶ月の経済社会状況は好転してきた」と評価したものの、各省庁、部門、地方に対し、GDP=国内総生産の伸び率を6.7%にするという目標を達成する為、企業と国民の困難解決に踏み切るよう求めました。フック首相は次のように語りました。
(テープ)
「商工省や、農業農村開発省、交通運輸省、文化スポーツ観光省、国家銀行、財政省などの指導者に対し、打ち出されたGDP成長の目標値を達成するように断固として指導し、あらゆる措置をとるよう要請します。それぞれの部門は、目標の達成にどのようにすれば、良いか考えなければなりません。成長を遂げない限り、雇用創出ができなくなります。また、財政黒字が図られなくなり、赤字が発生するでしょう。」
今回の会議では、政府は、公的債務管理法改正案、水産法改正案、陳情法改正案などについて討議する他、発効済みの自由貿易協定の実施状況や、TPP=環太平洋経済連携協定の批准状況、世界経済への参入に関する決議の実施を目指す政府行動計画、及びハイテク・アグリカルチャーの開発に関する重要な措置などについて報告がなされ、討議されるとしています。