仏マクロン氏 大統領就任翌日に独首相と会談へ

フランスの新しい大統領に14日に就任するマクロン氏は、就任の翌日、ドイツを訪れ、メルケル首相と会談することになり、両首脳は、イギリスがEU=ヨーロッパ連合からの離脱を決めるなど、EUの結束が揺らぐ中、両国がけん引役を果たす姿勢を鮮明にするものとみられます。
仏マクロン氏 大統領就任翌日に独首相と会談へ - ảnh 1 メルケル首相=AP

14日にフランスの新しい大統領に就任するマクロン氏の報道担当者によりますと、マクロン氏は就任翌日の15日に、初めての外国訪問先としてドイツの首都ベルリンを訪れ、メルケル首相と会談することになりました。

会談で両首脳は、イスラム過激派によるテロなどの治安対策や、経済、雇用対策などについて意見を交わす見通しです。

また、イギリスがEUからの離脱を決めるなどEUの結束が揺らぐ中、両国がけん引役を果たす姿勢を鮮明にするものとみられます。
マクロン氏は、フランスの大統領選挙で、EUに懐疑的な極右政党のルペン氏が支持を伸ばしたことに強い危機感を持っていて、EUに対する国民の支持を取り戻すため、通貨ユーロを使う国だけの予算や議会を設けるなど、EUの大規模な改革の必要性を訴えています。
一方、メルケル首相は、マクロン氏と協力していきたいとの考えを示していますが、具体的な改革については、マクロン氏の考えを聞きたいとしており、メルケル首相の出方が注目されています。(NHK)

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