30日、ハノイで行われた外務省の定例記者会見で、レー・ハイ・ビン報道官は、アメリカ国務省が3月29日に「国際勇気ある女性賞」をベトナム人ブロガーのグエン・ゴック・ニュ・クインさんに授与したことに関し、次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムの終始一貫した政策は、女性を含め国民の権利を保護・促進することです。人権保護のためのベトナムの努力と成果は国際社会に高く評価されています。アメリカ国務省がベトナムの法律に違反する行為により一時的に拘留され調査を受けている個人に賞を授与することは客観性に欠けており、両国関係の発展に合致しないものです。」
一方、ベトナム人女子児童が先ごろ、日本で殺害された事件に関し、ビン報道官は次のように語りました。
(テープ)
「この事件を受け、日本駐在ベトナム大使館は日本の関係各機関の代表と会合を行い、情報を収集しました。日本側に対し、調査を進め、犯人を早期に逮捕し厳格に処罰するよう要請しました。本件に関し、ベトナム国民は皆、胸を痛めており、この野蛮な行為を糾弾します。被害者の家族に弔意をお送りします。」
さらに、中国とフィリピンがまもなくベトナム東部海域問題に関する交渉を行うことに関し、ビン報道官は、「ベトナムは、この海域での領有権紛争の関係者が国際法に従って平和的交渉を行うことを歓迎する。二国に関連する紛争であった場合、その2国が交渉し、そして、多国間紛争であった場合、当事者全員の参加が必要とされる」と強調しました。