記念式典の光景
9日午前、北部ナムディン省ナムディン市で、ベトナム共産党の故チュオン・チン党書記長誕生110周年記念式典が行われました。これには、グェン・フ・チョン党書記長、チャン・ダイ・クアン国家主席、ベトナム祖国戦線中央委員会幹部会のグェン・テェン・ニャン議長を始めとする、党、国家の元指導者、各省庁とナムディン省の指導者らが列席しました。
式典で演説にたったナムディン省党委員会のドアン・ホン・フォン委員長はチュオン・チン氏の革命活動を振り返った際、「3度にわたり、ベトナム共産党書記長と20年間、政治局員を務め、党と国家の重要な任務を担ったが、いかなる任務に就いていた時もチュオン・チン氏は常に党、国家、国民のために力を尽くしてきた。チュオン・チン氏の革命的道徳、知恵、及び才能は、あらゆる状況の中で生きている」と強調しました。フォン委員長は次のように語っています。
(テープ)
「国の建設事業において、チュオン・チン氏はドイモイ刷新事業の土台を作り出した人でした。思考の刷新、特に経済発展に関する思考の刷新は、チュオン・チン氏の思想的にも理論的にも特別に優れた貢献であり、党の理論的思考の更新に印を付け、ベトナムの具体的な状況にマルクス・レーニン主義を創造的に導入したことです。30年あまりにわたる国の多大な成果は、チュオン・チン元書記長が提唱してきたドイモイ事業の正しさが強調されていると言えるでしょう。」
チュオン・チン氏
故チュオン・チン党書記長
(本名ダン・スアン・ク)
は1907年2月9日、ベトナム北部のナムディン省スアンチュオン県スアンホン村ハンティエン村落の知識人一族の家に生まれました。18歳になると、ベトナムの革命活動に参加し、マルクス・レーニン主義とホーチミン主席の著作をよく研究していました。チュオン・チン氏は生前、ホーチミン主席の優秀な教え子として信頼にたる同士でした。特に、ベトナム共産党書記長の役割を果たし、ベトナム革命の転換点に正しい決定を下しました。当時、時代の流れを先取りし、国の現状と国民の願望や要求を深く理解した上で、党中央委員会、及び政治局と共に、ドイモイ刷新路線を適宜に提出していました。チュオン・チン氏が提出した思考の刷新はベトナムにおけるドイモイ刷新事業の理論と実践問題の解決に寄与する基となり、現在に至っています。