まず、文化ニュースからお伝えします。
* 228年前、中部ビンディン省出身のクァンチュン帝は29万人に及ぶ中国の清朝の侵略軍を破りました。毎年旧暦1月5日、ハノイ市内のドンダーの丘で、クァンチュン帝の恩を偲ぶドンダー祭りが行われますが、今年は、グェン・スァン・フック首相はこれに参加しました。祭りではこの勝利を再現するパフォーマンスや、獅子舞、武術披露会などが行われました。ハノイ市ドンダー区人民委員会のグェン・ソン・ハウ委員長は次のように語りました。
(テープ)Ong Hao
「旧暦1月5日になると、我々は全国民を代表してドンダー祭りを行って、誇りに思います。この祭りはベトナム民族の文化の美しさを紹介するとともに、若い世代が愛国伝統を継承するように行なわれるものです。」
旧暦1月5日にあたる2月1日、クァンチュン帝の出身地であるビンディン省でも、ドンダー勝利228周年記念式典が行われました。
* 旧暦1月6日にあたる2月2日、ハノイ市郊外のミードゥク県フゥオンソン村で、フゥオン寺祭りが開幕し、4万人の旅行者や参拝者が参列しました。今年、フゥオン寺祭りに参加する参拝者数は130万ないし150万人になる見通しです。北部ディエンビエン省の参拝者、ディン・チャン・フエンさんは次のように語りました。
(テープ)Huyen
「祭りの組織委員会はフゥオン寺に行く谷川での参拝者を乗せるボートの流通活動を効果的に管理しています。ですから、寺への移動は便利になっています。今年の天気もいいです。新春に、皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。」
* 今週、北部ニンビン省では、バイディン祭りが開幕しました。3ヶ月間にわたるバイディン寺祭りは国内各地の観光客や参拝者およそ数万人を誘致します。バイディン寺を含めたチャンアン名勝・遺跡群がユネスコにより世界文化遺産として認定した2015年以来、バイディン寺祭りに参加する観客数は急増しています。
* 北部バクニン省では、旧暦1月4日にあたる1月31日、爆竹祭りが行われ、国内外の数千人の人々が参加しました。「ティエン・クォン」神様が敵軍を破ったという伝説に繋がるこの祭りでは重さ1トン、長さが6メートルの2本の巨大な爆竹が展示されました。
* 2月2日、中部クァンナム省ホイアン旧市街にあるキムボン大工村では、この村の伝統職業の創始者を偲ぶ祭りが行われました。この機会にあたり、キムボン大工村の伝統職業が国家レベルの無形文化財として認定された証明書の受領式典を行ないました。なお、大昔から、キムボン大工村はホイアン旧市街や、古都フエなどの美しい木造建築物の製作に参加した数多くの器用な大工を輩出した場所として知られています。
次にスポーツニュースです。
* 今週、文化スポーツ観光省のグェン・ゴック・ティエン大臣はハノイ市内にある国家スポーツセンターを訪れ、コーチと選手達にテトのお祝いの言葉を述べました。席上、ティエン大臣はコーチと選手らが国のスポーツを発展させていくためにさらに努力していくよう訴えました。また、当面、マレーシアで開催される2017年の東南アジアスポーツ大会シーゲームで最い成績を得るよう求めました。さらに、国家スポーツセンターのコーチと選手らに対し、2018年のインドネシア行われるアジアスポーツ大会と2020年の日本でのオリンピックを周到に準備するよう要請しました。
* 今週、南部ビンズォン省で、ベトナム最大のレース場の落成式が行なわれました。1億ドルの投資額で建設されたこのレース場は面積60ヘクタール、2万の観覧席があり、競馬や、ドッグレース、オートレース、水上スキーなど向けのものです。