朝鮮、短距離弾道ミサイルを複数発射 日本のEEZ外に落下か
(VOVWORLD) - 朝鮮による弾道ミサイル発射は今月12日以来となります。
2024年5月30日、朝鮮人民軍が行った600ミリ超大型放射砲(ロケット砲)の一斉射撃訓練(写真:Yonhap/TTXVN) |
韓国軍によりますと、朝鮮民主主義人民共和国は18日午前6時50分ごろ(日本時間同)、西部の平安南道价川付近から北東方向に向けて短距離弾道ミサイルを数発発射しました。日本の防衛省も、朝鮮内陸部から同日6時53分ごろと7時23分ごろに複数発の弾道ミサイルが発射されたことを確認しています。日本の排他的経済水域(EEZ)への飛来は確認されていないとしています。
韓国軍の発表によりますと、ミサイルは約400キロ飛行したとされ、防衛省は朝鮮東岸付近に落下したと推定しています。現時点で航空機や船舶への被害は報告されていません。朝鮮による弾道ミサイル発射は今月12日以来となります。
日本の木原稔防衛相は記者団に対し、「弾道ミサイルの発射は明白な国連安全保障理事会決議違反であり、断じて容認できない」と述べました。日本政府は外交ルートを通じて朝鮮に抗議し、日米韓3カ国の朝鮮担当高官は電話協議を行い、「この行動は地域や国際社会の平和と安全を脅かすものだ」と非難しました。また、3カ国の連携を再確認したとしています。(時事通信)