東京五輪・パラに向け 東京港で大規模建設工事相次ぐ
(NHK)3年後に迫った東京オリンピック・パラリンピックを見据え、東京港では大規模な建設工事が相次いでいて、このうち臨海部のふ頭では日本最大級のくいを打ち主要な建物が建つ海底の地盤などを調べる工事が行われました。
(写真:
CBC)
東京港では3年後の東京大会を見据え、ボートやカヌーの会場となる海の森水上競技場や、大型客船を受け入れるふ頭の整備など、大規模な海上工事が相次いでいます。
このうち、臨海部の新客船ふ頭の工事現場では5日、都庁の職員を対象に見学会が開かれ、都やゼネコンの担当者が工事の概要などについて説明しました。現場では、4階建てのターミナルビルを支えるくいを打つ前の作業として、海底の地盤などを調べるために試験用のくいを打ち込む工事が行われ、日本最大級となる直径2メートル、長さおよそ50メートルのくいが船の油圧ハンマーで打ち込まれました。工事では今後、同じ規模のくい68本を打ち込み、3年後の施設の完成を目指しています。
東京都港湾局の水飼和典整備調整担当課長は「2020年に向けて東京港は大きく変わろうとしているが、事故のないように工事を進めていきたい」と話していました。