(VOVWORLD) - この間、ベトナム全国各地で、「赤い日曜日」と呼ばれる献血運動が活発に行われています。
この間、ベトナム全国各地で、「赤い日曜日」と呼ばれる献血運動が活発に行われています。ベトナムの旧正月テトの前に、献血運動「赤い日曜日」が行われるのは今年が10回目ですが、今年の「赤い日曜日」は、全国の病院が血液不足に陥っている背景の中で行われているもので、その意味がより大きくなっています。
今年の献血運動「赤い日曜日」は2017年12月の中旬から2018年1月の下旬まで、31の省と市で行われています。1月15日現在、そのうちの19の省と市で、この運動が行われ、採血量は875万ミリリットルにのぼっています。
「赤い日曜日」運動を提唱した日刊紙「ティエン・フォン」のレー・スアン・ソン編集長は次のように語りました。
(テープ)
「赤い日曜日は、献血運動の拡大に寄与していると思います。また、「赤い日曜日」そのものには多くの人々が参加しており、各病院の旧正月テト前の血液需要に応えています。これは、赤い日曜日の大きな貢献です。」
特に、今回の赤い日曜日は、全国の病院が直面しているO型を始め、血液の不足状況の打開に大きく貢献しています。ハノイにある血液学輸血中央病院だけには、O型の血液を擁する約2000人が献血をしに行きました。この病院で治療を受けている患者ヴ・ティ・フエンさんは次のように話しています。
(テープ)
「O型の血液の不足状況が深刻だったので、この病院で治療を受けているO型の患者の多くは輸血されるまでかなり待たなければならなかったそうです。ただ、この数日、献血運動により、私たちのような患者は待つことなく、すぐに輸血していただきました。」
献血運動「赤い日曜日」は、旧正月テトにも病院で治療を受けなけれならない患者に貴重な贈り物をしていると言えるでしょう。