(VOVWORLD) -15日午前、ハノイで、第10回国会常務委員会会議が開幕しました。開会演説にたったグェン・ティ・キム・ガン国会議長は「今回の会議は、第14期国会第3回会議の議事日程を集中的に討議する」と明らかにしました。
開幕演説に立ったガン国会議長 |
開幕の後、国会常務委員会は、2016年度の経済社会発展計画と国家予算の実施状況を評価する報告、及び年初以来の経済社会発展の状況に関する政府報告を討議しました。これに基づき、年初以来の4ヶ月間、ベトナム経済社会は様々な成果を達成しましたが、いまだ多くの困難と試練に直面しているということです。
ド・バ・ティ国会副議長は次のように分析しています。
(テープ)
「今年初め以来、新規の会社設立数はかなり多くなってきましたが、会社の活動は効を奏さない状態です。中でも、FDI外国直接投資企業の輸出高が大きく増加しましたが、FDI企業の国家予算に納めた金額はまだ高くないということです。その理由は、FDI企業は様々な優遇政策をとっている一方、国内企業は低金利で融資を受けにくいなど多くの困難に直面しているからです。そこで、国内企業の発展に弾みをつけるために、この問題はさらに明確にされる必要があります。」
一方、幾人かの国会議員は政府に対しマクロ経済の安定の維持、経済成長の質的向上などを提案しました。