米国、ウクライナとの情報共有停止をほぼ解除-トランプ大統領
(VOVWORLD) -トランプ米大統領は9日、米国がウクライナとの情報共有の停止をほぼ解除したと明らかにしました。同氏は、ウクライナとロシアを和平合意に向け交渉のテーブルに着かせようとしています。
(写真:USA Today/TTXVN) |
トランプ氏は大統領専用機で記者団から情報共有の再開を検討するか問われた際にほぼ完了したと答え、「ウクライナに真剣に成し遂げさせるため、われわれはできることは何でもしたい」と述べました。
トランプ氏とウクライナのゼレンスキー大統領との先月のホワイトハウスでの会談は口論に発展し、予定されていた資源取引は署名に至らず決裂です。米国はその後、ウクライナ軍がロシア軍を標的にするのに役立てていた情報の共有を一部停止しまました。米当局者は攻撃にかかわる情報共有を含む軍事支援を止めると述べていました。
米当局側はウクライナが自国軍部隊を守るために必要な情報共有は続けるとしていたものの、ここ数日のロシアによるミサイルの集中砲火により、軍事支援制限を巡るトランプ氏の決定に疑問が上がっています。
トランプ氏は、最近の戦闘による犠牲を認めた上で、和平を進めるためロシアへの関税強化を検討していると改めて表明しまました。(bloomberg.co.jp)