米国務長官、NATO外相理出席へ=トルコも訪問

【時事】ティラーソン米国務長官は30日にトルコのアンカラ、31日にベルギーのブリュッセルを訪問します。ブリュッセルでは北大西洋条約機構(NATO)外相理事会に初めて出席し、国内総生産(GDP)の2%以上と定めた国防費の支出目標を早期に果たすよう各国に要請するとみられます。

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(写真:sputniknews.com)


NATOは2024年までの2%達成を目標としているが、米国務省高官は28日、「より早く実行するよう同盟国に促している」と強調しました。また、ティラーソン氏はテロ対策でNATOの役割強化を求める方針です。

高官は、ウクライナ紛争も外相理の議題になると指摘しました。「NATOは、ロシアが隣国を侵略するのをやめさせ、紛争の停戦を定めたミンスク合意を守るよう求め続ける必要がある」と訴え、ロシアをけん制する構えを示しました。

NATO外相理事会は当初、4月上旬に開催される予定でしたが、調整中の習近平中国国家主席の訪米日程と重なり、ティラーソン氏が出席できないため、今月31日に前倒しされました。
トルコでティラーソン氏はエルドアン大統領らと会談し、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討戦でトルコが重要なパートナーであることを確認します。ISが「首都」と位置付けるシリア北部のラッカ制圧に向けた作戦や、ISから解放された地域の安定を保ち、避難民の帰郷を促す方策などを協議します。

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