米国務長官 中国外相と会談 米中首脳会談 実現との見通し示す
(VOVWORLD) - アメリカのブリンケン国務長官と中国の王毅外相は27日、およそ1時間にわたって会談しました。
アメリカのブリンケン国務長官(左)と握手する中国の王毅外相(写真:ロイター) |
アメリカのブリンケン国務長官は国連総会に合わせてニューヨークで中国の王毅外相と会談し、首脳どうしの意思疎通の重要性を確認したとして、バイデン大統領と習近平国家主席との会談が実現するとの見通しを示しました。
アメリカのブリンケン国務長官と中国の王毅外相は27日、およそ1時間にわたって会談しました。
会談後に行った記者会見で、ブリンケン長官は「台湾海峡の平和と安定を維持することの重要性を強調するとともに、ベトナム東部海域(南シナ海)における中国の危険で不安定化をまねく行動に懸念を示した」と述べました。
また、ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり、中国が表向き戦争終結を望むとしつつもロシアに軍事転用が可能な物資を提供していることについて強い懸念を改めて表明したとしています。
一方で、ブリンケン長官は「われわれは首脳どうしの意思の疎通が重要だということで一致し、今後、数週間から数か月で会談が実現するものと予想している」と述べ、バイデン大統領と習近平国家主席との会談が実現するとの見通しを示しました。
11月には、南米でG20=主要20か国の首脳会議などが行われる予定で、両国はこうした国際会議の場での首脳会談の開催を模索していくものと見られます。(NHK)