越の国連代表、在スイス国際組織等へ宛てた中国行動を批判する公文書を送付
ベトナムの排他的経済水域と大陸棚に掘削設備を不法に設置された中国の掘削設備
5日、ベトナムの国連、WTO世界貿易機関、及び他の国際組織代表団は、スイスに本部を置く各国の代表団、及び国際組織に宛てた公文書を再び送付しました。公文書では、中国がベトナムの排他的経済水域と大陸棚に掘削設備を不法に設置した事を巡る情報や中国船の挑発的行動などを通知しました。
これに基づき、この1ヶ月あまりにベトナムの排他的経済水域と大陸棚に掘削設備を不法に設置してから、中国の行動が連続してエスカレートしてきました。特に、去る5月26日に、中国船はベトナムのホアンサ海域近くで操業中のベトナムの漁船DNA 90152に体当たりし、沈没させました。中国側はその掘削設備をベトナムの排他的経済水域と大陸棚から直ちに無条件撤去させ、この海域における全ての不法な活動とベトナム船舶への阻害行動を停止し、犯罪を厳格に処罰し、ベトナム側に被害をもたらしたことに賠償するよう求めました。
さらに、ベトナムの代表団は、国際法とDOC=海上行動宣言に従って、海上問題を平和措置で解決するというベトナムの主張を強調すると同時に、各国と国際組織に対し中国側の不法な行動と要求に引き続き反対するよう呼びかけました。