韓国のチョン・セギュン国会議長(写真:TTXVN)
既にお伝えしましたように、24日、韓国のチョン・セギュン国会議長はグエン・ティ・キム・ガン国会議長の招きに応じて、26日までの日程でベトナム公式訪問を開始しました。25日、国会議事堂で、ガン議長は、チョン議長の歓迎式典を主催します。その後、両議長は会談を行う予定です。
ベトナムと韓国は1992年12月に国交を樹立しましたが、それ以来、両国関係は迅速に発展してきました。双方は、2001年に、その関係を「21世紀における全面的パートナーシップ」に、そして、2009年に、「戦略的パートナーシップ」に格上げしました。
両国関係に関し、韓国のイ・ヒョクベトナム大使は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナム・韓国の国交が樹立してからはこれまで25年となっていますが、その協力は不可能なものはないほど発展しています。特に、経済協力です。現在、韓国はベトナムの最大の投資国となっています。2016年、両国間の取引額は450億ドルに達しています。ベトナムへの韓国の輸出は日本への韓国の輸出を上回っています。」
これまで、サムスンや、ヒュンダイ、LGなど韓国の多くの大手企業はベトナムに進出してきました。また、韓国はベトナムにODA=政府開発援助を供与する国々の中で、日本に次いで、2位に立っています。
ダン・フイ・ドン計画投資次官は次のように語りました。
(テープ)
「韓国は、援助を受ける国から援助を供与する国へ発展しましたが、ベトナムを含め発展途上国を物質と知識の両面で効果的に支援しています。個人的ですが、私は、韓国政府がベトナムを対象に実施した知識共有プログラムに深い印象を持っています。ベトナムは韓国から経済社会発展に関する多くの貴重な経験を学びつつあります。」
両国の国会間の協力も絶え間なく強化されています。2016年、双方は、国会協力に関する覚書を締結しました。こうした中、今回のチョン・セギュン国会議長によるベトナム訪問が両国関係の今後の発展を促進するものとなることが期待されています。