(VOVWORLD) -IEAによりますと、クリーンエネルギー技術の急速な発展も石油需要の低迷につながっています。
米国テキサス州にある製油所。
(写真:AFP/TTXVN)
|
国際エネルギー機関(IEA)は14日公表した月報で、来年の世界の石油市場について、石油輸出国機構(OPEC)プラスが減産を維持した場合も、供給が需要を日量100万バレル以上上回るとの見通しを示しました。
OPECプラス以外の産油国で生産が増える一方、世界の需要は伸び悩むとしています。
IEAは来年の需要の伸びが日量99万バレルになると予想しています。先月の予測をほぼ据え置いたとのことです。
OPECプラス以外の供給については、来年の伸びを日量150万バレルと予測し、アメリカ、カナダ、ガイアナ、アルゼンチンの増産が影響するとしています。
今年の需要の伸びは日量92万バレルとなる見通しですが、昨年は日量200万バレル近かったということです。
IEAは中国の需要低迷が引き続き影響すると予測。今年の需要の伸びは日量14万バレルにとどまり、昨年の日量140万バレルの10分の1になる見通しです。(ロイター)