新たな制裁では、EU域内でロシア産液化天然ガス（LNG）を積み替えて第三国向けに輸出することが禁止されます。また、新たに47の団体と69の個人が制裁リストに追加されました。ロシア国営海運会社のソフコムフロートおよび同社のイーゴリ・トンコビドフ最高経営責任者（CEO）も制裁対象となっています。

制裁は9カ月の移行期間を経て発効し、ロシアで建設中のLNGプロジェクト完成に向けた新たな投資やサービスも禁止されます。EU関係者は、これによりロシアへの打撃は数百万ユーロに達するとの見通しを示しています。

これとは別にEUは、EUやウクライナに対するロシアの「悪質なサイバー活動」に関与したとして、6人の個人に対する制裁も発表しました。このうち4人はロシアの情報機関や治安当局と直接的なつながりがあるとされています。（ロイター）