WHO、ベトナムがワクチン製造拠点になることを支持
(VOVWORLD) -現地時間の28日午後、ジュネーブで、スイスを訪問中のグエン・スアン・フック国家主席は、WHO=世界保健機関本部を訪れ、テドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長と会合を行いました。
席上、フック主席は、新型コロナウイルスワクチンの共同調達に関する国際的な枠組みである「コバックス・ファシリティ(COVAX Facility)」にさらに50万米ドルを寄付することを公表しました。これにより、コバックス・ファシリティへのベトナムの自発的寄付金は100万米ドルに上ります。
フック主席はまた、WHOや、ワクチンと予防接種のための世界同盟、コバックス・ファシリテなどに対し、ベトナムの医療システムの能力、ワクチン接種能力の向上を補助するよう要請しました。特に、コバックス・ファシリテに対しベトナムへのワクチンの配分や、医療物資の補助を継続してもらいたいです。
さらに、フック主席は、パートナーに対し、ベトナムが、新型コロナウイルスのメッセンジャーRNAワクチンの製造技術移転のための拠点、また西太平洋におけるワクチンの製造拠点になることを支持してもらたいたい意向を表明しました。
これに対し、ゲブレイェスス事務局長は、ベトナムが西太平洋におけるワクチンの製造拠点になるという構想を支持しており、さらなる多くのベトナム人がWHOに勤務できるようにチャンスを作り出してあげることを明らかにしました。