ハノイ便り
ハノイ便りの時間がやってまいりました
(音楽)
フ お元気ですか?皆さん、フンです。
ホ 今日は、ホです。フンさん、新春に入り、ベトナム全国各地で様々な祭りが行なわれています。ハノイ市、ミー・ドク県で、フォン寺祭り、および、北部クァンニン省でイエントゥ寺祭りが 開催されています。これらの祭りは旧暦の3月下旬まで行なわれ、数百万人の参拝客を誘致しています。
フ 又、北部ランソン省、ハイスォン省、中部トァーテェンフェ省でも、多くの祭りが開催されています。今日のこの時間は新春にあたり行われるベトナムの祭りについてご紹介します。
ホ そうしましょう。ではまず、 旧暦1月13日北部バクニン省で行われたリム祭りについてご紹介します。こ の祭りはユネスコ国連教育科学文化機関が世界遺産として認定した民謡クアン・ホーを保存するため、行われるものです。祭りには伝統衣装を纏う民謡クァンホ の歌手2000人が参加しました。
フ そうですね。ベトナムで有名なお祭りと言えば、ドンダー祭やコーロア祭のように、昔の王様などをたたえるものが多く見られます が、このリム祭は違います。クアンホというベトナムの歌を始めた人をたたえるお祭りなので、他のお祭りに比べるとクアンホの歌があちこちから聞こえてく る、ソフトな雰囲気のお祭りです。
ホ 昔のクアンホはアカペラなので伴奏がありませんでしたが、今はカラオケになっていてマイクで歌うので、少々離れたところにいても歌は良く聞こえます。
フ そうですね。 色々な人がクアンホを歌っているのですが、やはり人気があるのは女性の歌い手です。恋する女性の気持ちを叙情的に歌う歌声は、聞く人を酔わせます。
ホ クアンホを歌えるのは人前で歌っている歌い手だけではありません。リム祭に訪れる人は誰でも歌えるのではないかと思うほど、飛び入り歓迎の コーナーでは観客もどんどん参加して自慢の歌を披露します。この光景は日本のカラオケ大会そのもので、会場一帯が楽しい雰囲気に包まれます。
フ クアンホ以外には、ベトナムのお祭りには必ず登場するブランコもちゃんとありました。子供の遊具なのですが、大人も混じって大はしゃぎでした。
ホ 本当に素晴らしいですね。ここで、リスナーの皆さんに民謡クァンホをお送りしましょうか?
フ ハイ: 「愛の歌 」をどうぞお聞きください。
ホ 愛の歌でした。では、話しを続けましょう。爆竹と言えば中国の旧正月である春節になると、世界各国のチャイナタウンなどでバンバンという爆発音が鳴り響く光景が有名です。この光景に代表され るように、旧正月と爆竹には深いつながりがあるように思えますが、ベトナムにはその爆竹そのものがお祭りになったドンキ祭があります。
フ 凄いですね。毎年旧暦の1月4日になると、バク・ニン省というところのドンキ村で行われるこのドンキ祭は、別名「爆竹祭り」と呼ばれています。なぜ爆竹祭りと呼ばれるのかは明白で、このお祭りになると村のあちこちで爆竹が鳴り響き、大変賑やかなお祭りだからです。
ホ しかし、やはり爆竹は小さいとは言え爆発物なので危険が伴います。1995年からは爆竹が全面的に禁止されたため、現在では爆竹の巨大な模型がかたどられたお神輿を皆で担ぐというスタイルになりました。
フ なお、この爆竹の模型はクアン・ダム様と呼ばれ、神様のように扱われています。ドンキ祭のメインイベントはこのクアン・ダム様のお神輿担ぎですが、他にもベトナム民族式柔道や闘鶏、ご飯作り大会など、ベトナムのお祭りでは定番となっているイベントも催されています。
ホ そうですね。では次に、ツー・ドン・トゥとティエン・ズンという祭りについてお話します。
フ ツードン・トゥとティェンズンという祭りは毎年旧暦2月10日から12日にかけて北部フンイェン省クァオイ・チャウ県で行われます。この祭りはツードン・トゥと呼ばれた貧しい男の人及びティェンズン女王の愛を讃えるため開催されるものです。
現場の肉声
ホ この二人のラブストーリは伝説になりました。そのため、今日、若者は自らの愛を祈る為、この祭りに行きます。ハノイ財政大学の学生一人であるハ・バンさんは次のように語りました。
「テープ」
「この祭りに参加するのは今回が2回目です。前回、私はここでの美しい風景をカメラにする他、ここでの神社の伝説を学びました。今回は友達と一緒に行きましたので、楽しかったんです」
ホ まもなく、バレンタインデーが来ますので、これは本当にいいでしょうね。ハノイ建築大学のクァン・トゥさんの話しを伺いました
「テープ」
「ツードン・トゥ神社を訪れました。この神社の建築風に興味を持っています。ですから、この祭りの雰囲気を満足しています」
ホ トゥさんの話でした。リスナーの皆さん、是非、一回にもベトナムの祭りの雰囲気を楽しんでくださいね。
ではおしまい、「。。。」の一曲を送りして、今日のハノイ便りを終わりにしましょう・
ホ リスナーの皆さん、今日のこの時間はベトナムの祭りについてご紹介しました。それでは、今日のこの時間はこれで終わります。又、来週お会いしましょう。ご機嫌よう
こちらはベトナムの声放送局です
それでは、今日のこの時間は終わります
リスナーの皆さん、さようなら。