ハノイ便りの時間がやってまいりました
音楽
フン ご機嫌いかがですか?皆さん、フンです。
ホアイ 今日は、ホアイです。フンさん、この数日間、ベトナムの全国各地で、8月革命と9月2日の独立の日67周年を記念する様々な活動が活発に行われていますね。67年前の8月、全国の各地方でベトナム国民が立ちあがり、蜂起して、フランス植民地主義者の支配に終止符を打ちました。これはベトナム人にとって歴史的瞬間でしたね。
フン そうですね。その瞬間は生きている多くの老革命家の頭に永遠に刻まれ、明るい記憶となっています。北部タイビン省ブ・トゥ県(Vu Thu)に住む今年84歳のホアイ ニュ(Hoang Nhu)さんは16歳から連絡員として、ベトナム独立同盟つまりベトミンの革命活動に参加しました。ニュさんは当時のことを思い出し、次のように語っています。
「テープ」
「当時、ベトミンの戦士たちは私にベトミンによる革命活動に関する本や資料を書いてほしいと頼みました。その後、抗仏戦争に参加するよう国民を励むためにその資料を色々なところに発給しました。徐々に、ベトミンの連絡員として、本や資料、ビラなどを配る任務を担いました。これらの資料を通じて、ベトミンのことがよくわかりました。」
フン ニュさんの話しでした。ニュさんによりますと、任務を十分に実施するために、彼女は全力を挙げて頑張りました。再び彼女の話をお聴きください。
「テープ」
「当時、ベトミンの革命運動は本当に活発でした。多くの女性も参加しました。ベトミンは女性解放を主張していたので、社会活動へ参加しやすいよう女性に有利な条件を作ってきました。私はまだ生徒だったので、自由な思想を愛してきました。女性はベトナムの革命根拠地ベトバク(Viet Bac)に行って、馬にのることが出来て、とても興奮していました。」
フン ニュさんの話でした。ニュさんの話を耳に傾けて、民族解放を目的としたベトミンの革命運動は全国民の支持を得て、子供から老人までが参加しました。そのため、ベトナム共産党と輝かしい指導及び全国民の努力で、9月2日、ハノイのバーディン広場で、ホーチミン主席は独立宣言を発し、現在のベトナムを誕生させました。ニュさんは次のように語りました。
「テープ」
「当時、女性たちはきちんとした衣服を身につけ、政権奪取に向けたデモに参加しました。また、学校に通う女性や子供たちを奨励しました。私は近隣地方の幾人かの女性とともに、ベトミンの主張を人々に宣伝しました。」
フン ニュさんの話しでした。当時、ベトナムでは、革命活動に参加する女性は沢山いましたが、ニュさんもその一人でした。その後、ニュさんは生涯、民族解放事業に力を尽くしました。本当に感服しますね。
ホアイ そうですね。では、この辺でティータイムにして、「ベトナムの女性の歌」をお届けしましょう。
音楽
ホアイ 「ベトナムの女性の歌」でした。では話しを続けましょう。8月革命の瞬間は生存中の老革命家の記憶に残っています。それだけでなく、この偉大な勝利を物語る多くの現物も保存されていますね。
フン そうですね。ベトナム歴史博物館で、ベトナム国民が一斉に立ちあがり、蜂起奪取した瞬間を撮った写真やハノイオペラハウスの前の広場で行われた集会の写真、ボーグェン・ザップ大将の銃、解放軍宣伝部隊が使用した銅で作った銅製の鍋などの現物が展示されています。
ホアイ これらの現物は参観者の心をとらえています。中部のフエ大学の学生であるチャン・ホン・アンさんは次のように語りました
「テープ」
「私はベトナム民族の長期的で困難な闘争に感服しています。ベトナム人民軍と国民の戦闘武器は現代的なものではありませんが、フランス軍と戦って、勝利を勝ち取りました。先輩たちは今日の独立を勝ち取るために、大きな犠牲を払いました」
ホアイ アンさんの話しでした。
フン ベトナム人だけでなく、外国人もベトナム人によるこの闘争に感服しました。オーストラリア人観光客であるエザベズさんは次のような感想を述べています。
「テープ」
「ベトナム歴史博物館を訪れるのは今回が初めてです。しかし、この旅を通じて、民族の独立を目的としたベトナム民族の勇敢さがわかりました。特に、ホーチミン主席の指導の下で、ベトナムは奴隷の国から、立ちあがり、独立を手にして、平和と発展の国になりました」
フン イザベズさんの話しでした。あれから67年経ちましたが、老革命家の頭の中には、8月革命についての記憶が常に燃えています。8月革命はベトナム民族のための独立の時代を切り開きました。それ以来、ベトナムは独立、平和の国になりました。
ホアイ そうですね。私とフンさんの若い世代はその瞬間を目にすることは出来ませんでしたが、民族の伝統を誇りに思っていますね。
フン そうですね。
ではおしまいに、歌をお聴きいただき、今日のハノイ便りを終わりにしましょう・
ホアイ:「バーディン広場の日差し」でした。リスナーの皆さん、今日のハノイ便りは8月革命の記憶についてご紹介しました。それでは、今日のこの時間はこれで終わります。又、来週お会いしましょう。ご機嫌よう
こちらはベトナムの声放送局です。
それでは、今日のこの時間は終わります
リスナーの皆さん、さようなら。