ベトナムの女子陸上選手レ・トウ・チンさん

(VOVWORLD) -第30回(シーゲームズ)東南アジア競技大会が今年の11月30日から12月10日にかけてフィリピンで開催されます。
ベトナムの女子陸上選手レ・トウ・チンさん - ảnh 1       女子陸上選手レ・トウ・チンさん

この大会に出場するベトナムの選手名簿の中に、東南アジア地域の「スピードクイーン」と呼ばれるベトナムの女子陸上選手レ・トウ・チンさんがいます。

1997年生まれのチンさんはホーチミン市に住んでいます。彼女は、小学5年生の時から、陸上競技を始めました。2008年に、ホーチミン市の女子陸上選手に選ばれました。当時の、チンさんのコーチであるグエン・タン・フォンさんは次のように語りました。

(テープ)

「陸上部の練習はとても大変ですよ。縁起が良いことで、チンさんを知りました。彼女は、ホーチミン市の陸上選手チームに選出されるようにと陸上の練習において絶え間ない努力を重ねてきました。」

チンさんにとってフォンさんは、陸上のコーチであるだけでなく、まるで第2の母親のようです。チンさんを優れた陸上選手にする為に、フォンさんは、全ての感情と「鉄の規律」をチンさんの練習と訓練に注ぎ込みました。その結果、2016年に、チンさんは国の陸上選手権大会の女子100メートルに出場し、11秒64の記録で、金メダルを獲得し優勝しました。この女子100メートル部門の金メダルは、ホーチミン市の陸上部にとって、1995年以来21年ぶり記録となっています。

20歳を迎える2017年にチンさんはベトナム陸上ナショナルチームに選出されました。そして、マレーシアで開催された第29回シーゲームズの女子100メートル、200メートル、及び、400メートルリレー走にエントリーして、いずれも金メダルを獲得しました。しかし、2018年に、アメリカで練習をした後、アジア競技大会に出場しましたが、メダルを獲得することができませんでした。

このことについて、チンさんは次のように語りました。

(テープ)

「このアジア競技大会は、私にとって大きな大会です。この大会に始めて参加したので、名誉を思いながら、高い成績を収める為に絶え間なく努力してきました。でも、残念なこと、失敗しました。今後は、さらに取り組まなければなりません。」

チンさんは「失敗の経験を活かして、成功する」という決意を固めた結果、2018年の全国スポーツ選手権大会、そして、去る9月の国家陸上選手権大会で、一連の金メダルを獲得することができました。チンさんはさらに次のように語りました。

(テープ)

「ベトナムの最優秀女子陸上選手という称号を保つ為に、いつも取り組んでいます。陸上競技で、最大の敵は、自分自身だと考えていますが、中々勝ちませんでした。さらに頑張らなければいけないと思います。」

今後もチンさんが、数多くの成績を収められるよう応援しましょう。

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