(VOVWORLD) -ハノイ市チョオンミー県トドオン村に住む農民チャン・バン・カオさんは、ホーチミン主席を敬愛しており、長年にわたり、ホーチミン主席の記念の部屋を建てました。この記念室は、カオさんが功労を重ねて収集してきた数百点のホーチミン主席の写真を展示しています。
1935年に生まれたカオさんは、かつて、水利省に勤めており、1964年∼1972年までの8年間は、ラオスに出張したことがあります。1988年に定年退職しました。
幼い頃から、彼の家の中にはホーチミン主席の多くの写真が飾られていました。それらの写真は、彼の心に刻まれたようです。大人になって、ホーチミン主席に対するカオさんの感情は益々深まってきました。それから、彼は、ホーチミン主席に関わる写真や資料を収集することにしました。7年間にわたって、彼が収集した写真と資料は増え続け、2019年初頭に、彼の家族が住んでいる家の3階にホーチミン主席の記念の部屋を建てました。この部屋に展示されているおよそ300点の写真はガラスの写真フレームの中に保管されています。
カオさんの話です。
(テープ)
「ホーチミン主席の記念の部屋は、3つのテーマに分けられています。第1のテーマは、ホーチミン主席の出身、第2は、ホーチミン主席の革命事業、そして、ベトナム民族の抗米救国闘争の終結に繋がるホーチミン主席の外交活動となっています。村人の高齢者らは、よくこの記念の部屋を見学していますよ。私自身は、時々、自転車で周辺の村に行って、地元の人たちにホーチミン主席の物語りを語りました。皆さんは、ホーチミン主席に因んだ物語りに興味を持っていますよ。」
その他、ホーチミン主席の部屋には、カオさんが自分で描いたホーチミン主席の肖像画が飾られています。この10年、彼は、ホーチミン主席を讃える複数の詩を作り、「ベトナム・党・ホーおじさん・ベトナム革命の歴史の物語」をタイトルにした詩集を自費出版しています。
カオさんはまた次のように語りました。
(テープ)
「私はいつものようにベトナム共産党や、ホーチミン主席について考えています。私は、後の世代、特に、自分の子や孫のために、何か有益なことをしたいのです。そこで、ホーチミン主席の革命事業、ベトナム革命の歴史に関する詩集を作りました。」
復員軍人だけでなく学生、生徒たちもホーチミン主席の記念の部屋をよく見ています。ハノイ市のある生徒は、次のように語りました。
(テープ)
「この記念の部屋を見学して、ホーチミン主席の物語を聞いてから、ホーチミン主席の生涯と革命事業などについて深く理解できるようになりました。」
カオさんの行動は、ホーチミン主席についての素朴ながら意義深い物語りを広げています。