献血イベント2013

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3月初旬に、ハノイのミー・ディン国立競技場で、献血イベント2013が開催され、グエン・ティ・ゾアン国家副主席が参列しました。このイベントは「血液で分かち合い、希望を与える」をテーマに、毎年行われており、患者の救命やコミュニティの健康づくりを狙いとしています。 TDHT

早朝から、大勢の若者がミー・ディン国立競技場に集まりました。このイベントの特徴は数千の若いカップルや各家庭からの人たちが参加したことです。若いカップルの中にファム・バン・ミンさんとファム・ティ・タイン・バンさんがいます。バンさんは8回にわたり、献血に参加しましたが、ミンさんは2回しか参加しませんでした。ミンさんは北部港湾都市ハイフオンの大学で勉強しており、献血イベントに参加する機会があまりありませんでした。彼女が献血イベントに参加することを知り、百キロ以上離れたハノイに来て、彼女と一緒に献血に参加することにしました。バンさんは「今回の献血は忘れられない記憶となる」と話し、ミンさんは「今回は前回より意味深い献血となった」と述べ、次のように語りました。(テープ)

「僕と彼女は健康な血液を分かち合いたいと思います。このイベントは大規模で、適切なものです。温かい気持ちを表すことができ、嬉しく思います。」
ミンさんはこのように語りました。
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献血イベント2013にはボランティアたちの母親も初めて参加しました。母親たちは献血に参加したり、採血後の献血者の面倒をみたりしていました。母親たちの中には何回も献血した人がいます。彼らは献血を必要とする患者の心を温める火を灯す人々ともいえます。献血に参加した人文社会科学大学の学生グエン・ティ・トゥ・バンさんのお母さんのリュー・ティ・ティエップさんは次のように話しました。(テープ)

「母親にとって自分の子供が健康で、一人前になるのは最も大きな喜びです。献血に参加しているボランティアの人たちが私たち母親に誇りと喜びをもたらします。また、こうした慈善活動は患者の救命に役立つことでしょう。これは意義ある行為ではないかと思いますよ。」

ティエップさんはこのように話しました。

保健省のグエン・ティ・スエン副大臣は組織委員会を代表して、人々に対し、仁愛の心と自分の血で患者を救うよう呼びかけました。

これまで、血液学に関する宣伝が促進され、適切な投資が行われた結果、人民各層、中でも青年、学生は献血に積極的に参加してきました。また、献血イベントは仁愛の心の祭りとなっているとみられます。スエン副大臣は次のように語りました。(テープ)

「今回のイベントには人民各層、とりわけ青年、学生が積極的に参加し、採血量が増えるよう希望します。患者は血液を必要としています。皆さんは自分の血液と仁愛の心で彼らを救うよう呼びかけます。」

スエン副大臣はこのように語りました。

こうしたイベントをはじめ、4月7日の全国民を上げての献血への参加の日と6月16日の世界献血者デーはベトナム人一人一人にとって血液を分かち合う機会となっています。今回の献血イベントは血液に関する各病院の要求に応じた上で、献血年を実施することを狙っています。

血液学・輸血中央病院のグエン・アイン・チ院長は次の ように話しました。(テープ)

「このイベントの新しい点は献血者を組織化して、献血制度の適正な運営を確保したことです。同時に献血者に便宜を図るため、あらゆる手を尽くしました。今回の献血をはじめ、ボランティアの母親たち、人道活動に大きく貢献した人々を顕彰する式典を行いました。」

チ院長はこのように語りました。

およそ20年前から、ベトナムで献血運動が開始されましたが、今では人文的な活動となりつつあります。献血は人から人へ贈られる最も貴重なもので、命の贈り物でもあると賞賛されています。

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