(VOVWORLD) -ベトナム最南端カマウ省ゴックヒエン県ダットムイ村カイモイ集落の住民は、長年にわたり、エネルギッシュで責任感があり、貧困者の生産発展と生活改善を支援してきた村長バイ・ヒエンさん(グエン・ヴァン・ヒエン氏の愛称)のイメージに親しんでいます。
バイ・ヒエン氏(右 ) |
バイ・ヒエン氏は集落の村長として14年以上にわたり、常に心を込めて村民に奉仕してきた人です。
ダットムイ村のカイモイ集落には 226 世帯があり、そのうち 40 世帯が少数民族クメール族です。以前は、貧困世帯および貧困ラインに近い世帯の割合は高い水準にありましたが、近年、急減しています。 現在、この集落には貧困または貧困ラインに近い世帯はわずか十数戸しかなく、ロードマップによれば、2025年末までに貧困世帯は完全に撲滅されます。
この成果は、地元の行政当局、バイ・ヒエン村長が長年にわたり、村民が貧困から抜け出し、立ち上がって、安定した収入を得られるようにするにはどうすればよいかを常に考えてきたという事実によるものです。
貧困解消を中心的かつ緊急の課題と認識した上で、バイ・ヒエン村長は、住民の思考や願いを把握るために、日夜を問わず、村民の家を訪れて、話し合いました。
バイ・ヒエンさんは次のように明らかにしました。
(テープ)
「村民の思考や願いを深く理解することはとても大切です。それによって、彼らに対する党と国家の方針や政策、法律などの宣伝啓蒙活動は円滑になるからです。私も常に住民の意見に耳を傾けて、彼らの安定した生活と生産活動のために、少しでも役に立ちたいと思っています」
それぞれの家庭の境遇を把握したことにより、バイ・ヒエン氏と地元の関連組織は、最も効果的な支援方策を打ち出しました。例えば、社会政策銀行と連携して、村民に低金利融資を提供することや、身寄りのない高齢者に対して家の新築、または改修、医療保険カードの購入、コメと必需品を支援するため、支援者に働きかけることなどです。
さらに、バイ・ヒエン氏は地元の行政府と連携して、農民に対して畜産、栽培に関する科学技術の移転訓練コースを行いました。
カイモイ集落に住むズオン・ヴァン・バイさん一家は、ホタテ養殖への支援のおかげで貧困状態を脱出するようになりました。
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「以前は、我が家の生活は大変でした。しかし、地元の行政当局から50㎏のホタテ稚貝が提供されました。同時に、バイ・ヒエン村長は、ホタテ養殖池の改修方法を教えてくれました。そのお陰で、我が家の生活は日を追うごとに改善されるようになりましたよ」
一方、カイモイ集落に住むグエン・ティ・ホン・ゴックさんは次のように明らかにしました。
(テープ)
「集落の行政当局は村民の生活改善や生産活動に配慮してくれます。我が家は、家の建設費用の一部を提供されたほか、職業訓練を受けました」
バイ・ヒエン 村長は貧困解消作業に加えて、新農村建設プログラムにも熱心に取り組んでいます。カイモイ集落は、ほぼゼロ地点から、現在まで、新農村建設に関するほとんどの基準に到達するようになっています。バイ・ヒエン村長の呼びかけに応えて、村民たちは、新農村建設プログラム、および持続可能な貧困解消作業に積極的に参加してきました。バイ・ヒエン 村長は次のように述べています。
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「現在、集落ではキレイな道路や、学校、診療所などが十分に整備されています。私は今後も村の人民委員会に対し、具体的な経済モデルの構築を助言し、村民たちに対して経済発展のための優遇融資にアクセスする方法を教えていきます」
現地における社会経済開発に向けたバイ・ヒエン村長の役割は地方行政府によって認められました。ダットムイ村人民委員会のラム・コック・チャック副委員長は次のように評価しています。
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「近年、バイ・ヒエン村長は、地元の行政当局と連携して、農家の経済発展に便宜を図っています。彼は、村長としての任務を立派に果たしおり、地元の社会経済開発に大いに貢献してきました」
14 年あまりにわたってカイモイ集落の村長を務めてきたバン・ヒエン氏は、村民の手本として活躍してきました。彼は、カマウ省人民委員会とゴックヒエン県人民委員会から複数の賞状を授与されました。