退役軍人と1000軒のチャリティハウス

(VOVWORLD) -南部カントー省軍事指揮部の元指揮官であり、ティド小隊長でもあるレ・タン・ソン少将は、17年間にわたって、同僚の軍人と共に、1000軒あまりのチャリティハウスを建設してきました。
退役軍人と1000軒のチャリティハウス - ảnh 1          ソンさん

ソンさんは、2001年に軍務から退きました。2003年に、テイド小隊復員軍人連絡会を発足しました。この連絡会は、生活上で困難な状態にある同僚の部隊を助ける目的として活動しています。これまでに、ソンさんと連絡会が、国営企業や、民間企業、地方行政府、団体、個人などからの寄付金で、貧しい軍人のために、1031軒の家を建てました。最初の家は、約1千万ドン(45万円程度)だけでしたが、その後、2千万ドン、そして現在は4千万ドンに上っています。

ソンさんは次のように語りました。

(テープ)

「私とテイド復員軍人連絡会のメンバーたちは、少しでもいいから困難な状態にある軍人を助けたいと思っています。その適切な支援として、これらの軍人が住んでいる仮設住宅の代わりに、頑丈な家を建設してあげます。」

退役軍人と1000軒のチャリティハウス - ảnh 2 軍人へのチャリティハウス引渡し式典で、ソンさん(左)

ソンさんによりますと、住居が困難の軍人がいるという情報を聞けば、家の建設のために、その軍人がどこに住んでいても、そこまでやってきて下見をします。また、家の建設費を働きかけます。そして、時々、家の建設工事を視察していきます。

テイド復員軍人連絡会会員の一人は次のように語りました。

(テープ)

「ソンさんが提唱した連絡会の『同僚の軍人のためのチャリティハウス』は多くの人々関心を集めています。これは、傷病軍人と烈士に対するベトナム人の美意識、国の社会保障政策に合致するからです。」

一方、カントー市復員軍人協会のグエン・タン・フォン会長は「軍人のために家を建設してあげることは、有意義な行動です。また、1000軒あまりの家を建設したことは、多くの人々から敬服されるべきだ。」と述べ、次のように語りました。

(テープ)

「ソンさんたちの行動は、尊敬すべきものであり、生活上に困難な復員軍人の生活の安定化に大きく貢献しています。」

ソンさんは、今年で82歳になりましたが、居住に困難を抱える全ての軍人にチャリティハウスをあげたいというつもりです。

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